宮澤賢治の世界

おはようございます。白金台石けん教室DROPSです。先日図書館で、宮澤賢治の本が目に留まりました。一冊は「いちょうの実」初めて知りました。二冊目は「よだかの星」小学生以来じっくり読むのは初めてです。いちょうの実は木から離れた実が会話するのですが、なんとも言葉づかいが美しく。現代では会話の中にほとんど聞かなくなった丁寧な言葉達に清らかさを感じました。よだかの星は小学生の時は甲虫を食べる場面と他の鳥に嫌われる嫌な話という浅はかな感想でした。改めて読み返しても二冊とも決して明るいハッピーな話ではありません。ともすると理不尽な悲劇的な話でもあります。けれども私には影よりも光や透明感が強く感じられました。全体を包み込むような柔らかい光を感じました。宮澤賢治が作り出す唯一無二の世界観と命の輝きを感じました。夜になってその話を息子にしたら本好きの息子と解釈や感想に花が咲き30分近く宮澤賢治について会話しました。昨日読んだ二冊は挿絵も素晴らしいものでした。絵の力、装丁の力がこれほどまでに力を発揮する事にも感動したのです。美しいものを作り上げる作家の方々に良いものを見せて頂きました。
近所のいちょうの葉っぱ


白金台 季節の雫💧 DROPS

都会生活に植物の力をひとしずく。石けんづくり、薬膳、季節の花いけ。 緑をみながら自分の好きな香りや色にかこまれてみませんか。 JAS認定organicココナッツオイルをはじめ丁寧につくられた季節素材を使用します。 植物で暮らしが豊かに彩られ、五感が幸せに包まれます。 少人数でゆったりとした時間をお過ごしください。

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